高知県リハビリテーション研究会の概要

1 設立経緯

一病院内で始まった勉強会の取り組みが病院外へ、そして県下的な取り組みへと広がり、平成元年に任意団体として設立し、平成5年からは会員組織に移行しました。

(1)目的

地域リハビリテーションの理念に基づき、高知県下の保健・医療・福祉の向上に寄与する。

※地域リハビリテーションとは、障害のある子供や成人・高齢者とその家族が、住み慣れたところで、一生安全に、その人らしくいきいきとした生活ができるよう、保健 ・医療・福祉・介護及び地域住民を含め生活にかかわるあらゆる人々や機関・組織がリハビリテーションの立場から協力し合って行なう活動のすべてを言う。(「日本リハビリテーション病院・施設協会」の定義より)

(2)事業

  • ①高知県のリハビリテーションの普及、啓発活動に関する事業
  • ②地域のリハビリテーションのシステムに関する研究事業
  • ③ホームページによる情報発信
  • ④その他、本会の目的のために必要な事業

(3)年表

平成 元年 世話人会が発足
12月に第1回高知県リハビリテーション研究大会を開催
平成 5年 会員組織に移行
研究委員会活動を開始(在宅支援システム検討委員会・施設内ケア検討委員会・身障住宅等検討委員会)
平成 7年 リハ研大会を年2回開催
平成12年 全国大会(第23回総合リハビリテーション研究大会)の開催
平成14年 高知県地域リハビリテーション支援センターの指定(平成18年まで)
平成16年 高知県介護支援専門員現任研修(施設研修)の受託(平成17年まで)
平成20年 高知県地域ケア体制整備推進シンポジウム開催事業の受託・開催
平成22年 高知県地域医療提供モデル事業(県補助事業)の実施(平成25年まで)
平成27年 高知県医療・介護・福祉ネットワークづくり事業(県補助事業)の実施(平成28年まで)

2 会員数

約130名(令和2年4月)

3 近年の取り組み

(1)高知県リハビリテーション研究大会

高知県リハビリテーション研究会(以下「リハ研」)が、リハビリテーション等に関する研修と研究を目的に開催している大会で、研究・実践活動発表を主な内容とするものや、そのときどきのテーマに即した講演等を主な内容とするものなど、毎回、県内の保健・医療・福祉関係者等が業種や職種を越えて会する大会となっています。

最近では、地域リハビリテーションの観点から、多様な業種・職種の連携など、様々なテーマに取り組んでいます。

(2)調査・研究活動の実施

①施設内ケア検討委員会

会の活動趣旨は、県内の施設ケアの質の向上のため、職員の意見や体験・経験など自由に意見交換を行なうこと、また、施設内のケアに関する様々な課題や問題を参加者全員で検討し、よりよいケアのあり方について学習をする場を提供することである。

②食を考える委員会

高齢者や障害者は、咀嚼・嚥下機能障害、認知症や精神機能低下、感覚機能低下など様々な要因から食べることに問題を抱えることが多く、個々の状況に応じた全人的立場からの支援が必要となる。〝食〟をとおしてQOLの維持・向上を目指し、多職種が専門的視点から生きる力と喜びにつながる食について考える。

③住環境を考える委員会

高齢者や障害をもつ人が住みなれた地域で安心して生活できるよう、疾患や障害等に応じた住環境整備(住宅改修)について研究および学習会等を開催する。

④ピアサポートを考える委員会

⑤インフォーマルな社会資源を届ける委員会

⑥IT委員会

⑦セクシャルマイノリティの課題を解決する委員会(仮称)

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